施工について
仕様決定および作業環境・施工上のご注意
仕様決定時のご注意
- パロアは厳重な品質管理のもとで製造しておりますが、ロットにより多少の差異が生じる場合があります。
突き合わせ貼りをする際は、同一ロットのものをご使用ください。
- 製品の色が下地の色の影響を受けることがありますので、仕様決定の際には十分ご留意ください。
- サンプルの上下が、ロール長手方向になります。また、シートは、ロールの長手方向に接ぎ目が入る場合があります。
- パロアの柄は、ある一定の規則によって繰り返し印刷されていますので、特に柄合わせが必要な場合には「リピートピッチ表」の数値を目安に施工してください。
(製造上の都合により、実際のリピートピッチと「リピートピッチ表」の数値が異なる場合がありますのでご注意ください)。
作業環境のご注意
- 貼付作業の適温は15~30℃です。
冬場の低温時にはジェットヒーターなどで環境温度を上げ、下地基材を温めてから施工してください。
また、ドライヤーを併用し、シートの温度を上げて圧着してください。
低温下では接着不良によるシート膨れが発生する場合があります。
- 下地処理に用いるプライマーやシーラーには有機溶剤が含まれているので、換気を十分に行ってください。
狭い閉鎖空間で作業する場合は、強制排気ファンなどをご使用ください。
また、火気には十分注意してください。
- 基材表面の平滑性が仕上がりに大きな影響を与えますので、「基材別下地調整方法」を参考に、施工前に十分な下地処理を行ってください。
また、ゴミ、油などの付着物は完全に取り除いてから施工してください。
- ちりやホコリの多い場所での施工は避けてください。
シートと基材の間にちりやホコリが入ると、仕上がりに凹凸ができたり、気泡が発生する原因になります。
また、シート表面にちりやホコリが付着すると、意匠が損なわれます。
- 施工する際は、床の清掃も行い、霧吹で床に水を吹きかける等の防塵対策を行ってください。
- 照明器具などを使用し、明るい環境で施工してください。
- シートは、湿気や直射日光を避け、風通しの良い冷暗所で保管し1年以内にしようするようにしてください。
施工上のご注意
- パロアは意匠性に富むエンボス加工をしていますので、突き合わせ貼りをした際、反射光の加減によっては左右の色合いが違って見えることがあります。
事前にご確認いただき、問題がある場合は目地取りをしてください。
また、隣合わせのシートは流れ方向を統一して施工してください。
- シートを過剰に引き伸ばすと、色調や柄を損なうことがありなすのでご注意ください。
- 横木目柄(PWY、WY)の多くは、幅全体で柄構成されているため(ヨコピッチ1,220mm以上)、柄合せができません。
事前にご確認いただき、問題がある場合は目地取りをしてください。
- 突き合わせ貼りした際、経時の環境変化により、突き合せ部に隙間の生じる場合があります。
フィルムの色目によっては特に隙間が目立つことがあるため、突き合せ部の下地にフィルムと同系の色を塗っておくことをお薦めします。
重ね切りの際、下地を切らないようご注意ください。
突き合わせ部の隙間発生の原因になります。
- 裁断位置により、突き合わせ部の左右、上下の色目が異なって見える場合があります。
突き合わせ貼りする場合は突き合わせ部を目線位置から外すなど、目立ちにくい位置にくるように施工してください。
- 施工時、出隅等の角部でシートが白化する場合があります。
- 低温環境下では、施工時にシートが裂けやすくなるのでご注意ください。
- 施工前に強くおさえたり鋭利な治具で触れたりすると、のり面を傷つけ、仕上がりに影響する恐れがありますのでご注意ください。
- 剥離紙裏面に印刷された升目は、環境(湿度や温度の変化)による紙の伸縮で、微妙に寸法が変化します。
升目の寸法は目安としてご使用いただき、正確な寸法での裁断が必要な場合は実測してください。
- シートをあらかじめカットして保管する場合は、製品面を上にし緩く巻いてください。
強く巻くと、のり面に異常が生じる場合があります。
- パロアを重ね貼りすると不燃認定の要件を満たさなくなりますのでご注意ください。
- 品番により(特に濃色系は)、手などの油が表面に移り、取れにくくなる場合がありますのでご注意ください。
- フラットエンボス品(PMO-021・022)グロス品(PMS-031・032・033・034、WMS-491・493)は、下地の凸凹を拾いやすいので、十分な下地処理をお願いします。
また、スキージー跡が目立ちやすいので、施工の際は十分ご注意ください。
- グロス品(PMS-031・032・033・034、WMS-491・493)については、表面にプロテクト(養生)フィルムが貼ってありますので、施工後剥がしてください。
また、貼り付け施工直後にプロテクトフィルムを剥がすと粘着剤が十分に機能していないため、下地から剥がれるおそれがありますのでご注意ください。
- PWO-888、PWO-892などの品番は高度な意匠表現を可能にするため、他品番に比べ隠蔽性が劣ります。
施工の際は下地処理後の貼り付け表面を確認の上ご使用ください。
- メタリック(PME、ME、MES)系の品番は、特に下地処理の影響を受けやすいのでご注意ください。
また、表面のツヤを著しく損なう恐れがあります。
鋭利な治具が直接接触しないよう、プラスチックスキージなどの使用にあたっても、表面にネルなどの柔らかい布などを併用されることをお薦めします。
- 製造上の都合により、柄のピッチがずれる場合がありますのでご了承ください。
- 防カビ・抗菌タイプはシート表面が著しく傷つけられたり、汚れが付着した場合、防カビ・抗菌効果が損なわれることがありますのでご注意ください。
- パロアを屋外で使用する場合は、Eシリーズからお選びください。
- Eシリーズを屋外で使用する場合、端部へのシール処理などで防水処理を十分行ってください。
水分が入り込むと剥がれの原因になります。
- Eシリーズを屋外で使用する場合、金属等の含水しない下地を選択してください。
木、ケイ酸カルシウム板、石膏ボード、スレート等、含水する下地では、施工後にシートの膨れや剥がれが発生する場合がありますので使用しないでください。
- Eシリーズを屋外で使用する場合は、突き合わせ貼りは避け、重ね貼りをしてください。
なお、Eシリーズは表面を特殊処理していますので、重ね合わせ部をサンドペーパーにて研磨し、プライマー処理をしてから貼り合わせてください。
- 屋外ドアへの施工については、Eシリーズを含め不具合が発生する可能性がありますので、使用しないでください。
- 直射日光のあたるガラス面には施工しないでください。
ガラスが熱割れを起こす場合があります。
- 床面には施工しないでください。
磨滅や剥離を起こす場合があり、滑って転倒する危険性もあります。
- プラスチック樹脂の中には、膨れ・剥がれを起こすため下地基材に適さないものがあります(ポリカーボネート、タ―ポリンなど)。
事前にご確認ください。
- 無垢材にパロアを貼ると、膨れが発生する場合がありますので使用しないでください。
- バスフロア用で施工した床には、土足で上がらないでください。
靴跡や汚れが残り、意匠が損なわれます。また、防滑性能を低下させる原因になります。
- 浴室等でご使用する場合、ヘアマニキュアなどを付着させないようご注意ください。
メンテナンスについて
- 日常的な汚れは薄めた中性洗剤を使用し、柔らかい布、スポンジタワシなどで洗浄してください。
クレンザーなど研磨剤が含まれている洗剤や、研磨剤が入ったスポンジは使用しないでください。
シート表面のキズの原因になります。
- 洗浄の際、シンナーやトルエンなどの溶剤は使用しないでください。
シート表面の劣化を招きます。
- 清掃後、シート表面に残った洗浄剤は水できれいに除去してください。
- 貼り替えなどによりシートを剥がす際、下地の種類によっては基材を傷めるおそれがありますのでご注意ください。